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2013年4月25日 (木)

【【【『魂医(ソウル・ドクター)―和合医療―』vol.4】】】

魂医(ソウル・ドクター)Vol.4
―和合医療―

この本との出会いから内面のコントロールがとれた対話が始まる。

元々内観を癖としていた雨情は、
自律訓練法という意識を内面に向かわせる方法を
あっという間にマスターした。

10歳にして毎日ヨガの行者のように、
自律訓練を繰りかえし内面と向き合った。
自律訓練を繰り返し自己の内面のコントロールがつくようになってから、
我流の内観をする癖を止めることができ、
不思議と腹痛の頻度が減り御爺さんの幻聴もなくなっていったのだ。

日々母親を悩ませていた夜叫も腹痛もなくなった頃、
しずえはようやく安心して仕事をすることができるようになっていた。

妊娠中に雨情の父親は病気で亡くなったと聞かされている。

シングルマザーとしていかなるときも気丈に立ち振る舞う人生だった。
自分の両親からのささやかな仕送りでは到底二人は生きていくことはできず、息子の状態を気遣いながらも、運送会社の事務の仕事を続けていたのだ。

昭和47年9月1日、二人だけの家族の幸せを感じるひと時、
と同時に二人の運命を担う日がやってきた。

11歳の誕生日を迎える前日、雨情の誕生日プレゼントを母親が
買ってくれると言い出し住まいの北浦和から新宿にでかけることになった。

雨情は腹痛も最近はまったくなくなり、
慣れ親しんだ爺さんの声も夜の声も鳴りやみ、
無邪気な健康な子供になっていた。

喜び勇んで新宿に初めての二人での買い物。
働きづめのしずえにとっても久しぶりの外出。

「ママは一生懸命働いてお金を貯めたから明日の誕生日のプレゼントは好きなものをかってあげるわ。」

「わ~い。僕はママの言うとおり、どんな人も助けるなる。お医者さんになるんだ。だから顕微鏡買ってもいい?」

「いいわよ。どんな人でも助けることができる魔法使いのようなお医者さんになってね」

雨情の将来を決定づける言葉が、二人にとっての運命の日に発せられた。

つづく、、、

■バックナンバー
Vol.1:http://wagoiryou.cocolog-nifty.com/blog/2013/03/vol1-76c0.html 
Vol.2:http://wagoiryou.cocolog-nifty.com/blog/2013/04/vol2-2841.html 
Vol.3:http://wagoiryou.cocolog-nifty.com/blog/2013/04/vol2-d955.html

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