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高輪クリニック

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2012年3月

2012年3月27日 (火)

チェルノブイル事故克服に向けた共同計画に従い、ベラルーシ及びロシア同盟の下1998年ロシア、ベラルーシ統一チェルノブイル登録が設立されました。放射能及び疫学国家記録の下に集められた医療、線量計測両方の情報の組み合わせは、放射能による病理の危険性と、継続的医療監視を必要とする人口集団の見極め、そして病気を検知した際(放射能によるリスクが増加した集団のこと)の高度技術を用いた治療供給、これら評価を確実にしました。

1993年以降実施されている国家放射能及び疫学調査によれば、最大汚染地域であるゴメルとモギリョフオーブラスチの子どもには白血病は増加していません。しかし同時に、これら地域人口には全体としてあらゆる種類の慢性白血病の増加が見られています。

表6. 年間平均有効線量(AMED)範囲による定住地数(S)と住民数の分布

[AMED範囲]    [S]   [住民数]
〈mSv/年間〉   〈単位1000人〉
>1 - <2 165 45,4
≥2 - <3 21 2,2
≥3 - <4 3 0,01以下
≥4 4 0,5
合計: 191 48,1

被害影響を受けた人口集団に実施された25年間のモニタリングからは、特に次のことが言えます。

幼時及び青年期のヨウ素放射性核種による被曝と放射能による過度な甲状腺がん発病の関係は実証されています。(図1)

成人の甲状腺がんは6倍以上増加しました。子ども(1986年時の0 – 14才)の最高甲状腺がん罹患率は1995年 – 1996年に記録されています。ちなみにこの時の罹患率は1986年のものと比較すると39倍になります。

早期発見と敏速な治療介在によりあらゆる甲状腺がんによる潜在的致死数が最小限に抑えられました。

ベラルーシ共和国国家報告書 その30

チェルノブイル事故克服に向けた共同計画に従い、ベラルーシ及びロシア同盟の下1998年ロシア、ベラルーシ統一チェルノブイル登録が設立されました。放射能及び疫学国家記録の下に集められた医療、線量計測両方の情報の組み合わせは、放射能による病理の危険性と、継続的医療監視を必要とする人口集団の見極め、そして病気を検知した際(放射能によるリスクが増加した集団のこと)の高度技術を用いた治療供給、これら評価を確実にしました。

1993年以降実施されている国家放射能及び疫学調査によれば、最大汚染地域であるゴメルとモギリョフオーブラスチの子どもには白血病は増加していません。しかし同時に、これら地域人口には全体としてあらゆる種類の慢性白血病の増加が見られています。

表6. 年間平均有効線量(AMED)範囲による定住地数(S)と住民数の分布

[AMED範囲],         [S]                  [住民数]
( mSv/年間)                           (単位1,000人)
>1 - <2           165                   45,4
≥2 - <3           21                    2,2
≥3 - <4            3                    0,01以下
≥4               4                    0,5
合計:            191                   48,1

被害影響を受けた人口集団に実施された25年間のモニタリングからは、特に次のことが言えます。

幼時及び青年期のヨウ素放射性核種による被曝と放射能による過度な甲状腺がん発病の関係は実証されています。(図1)

成人の甲状腺がんは6倍以上増加しました。子ども(1986年時の0 – 14才)の最高甲状腺がん罹患率は1995年 – 1996年に記録されています。ちなみにこの時の罹患率は1986年のものと比較すると39倍になります。

早期発見と敏速な治療介在によりあらゆる甲状腺がんによる潜在的致死数が最小限に抑えられました。

2012年3月24日 (土)

ベラルーシ共和国国家報告書 その29

表5. 異なる年齢集団による甲状腺被ばく線量分布


年齢集団     甲状腺被ばく線量(Gy) による    (居住者数)
(事故当時)     人々の比重(%)             単位100万

           0-0.05 0.05-0.1 0.1-0.5 0.5-1 >1
・子供、青年期  60.1   19.3   16.3    3.2   1.1   (2.7)   
 の若者  
・成人        81.4   7.3    10.6   0.69  0.01 (6.8)
・全体        75.5   10.6   12.2    1.4   0.3  (9.5)

ストロンチウム-90に因るところの内部被ばくは数パーセントであり、プルトニウム及びアメリシウム同位元素吸入による摂取からは1%未満となっています。

2009年の年間平均被ばく有効線量は、48,000人以上が住んでいた191ヶ所の居住地域においては年間1mSvを超えていました。(表6) 年間平均有効線量が5mSvを超えた居住地域はありませんでした。(2004年にはこちらの数値を超えた地域が3ヶ所ありました。)
これら居住地域はセシウム-137汚染濃度が555kBq/sq.m(15Ci/sq.km)の領域に位置していました。閉鎖ゾーンの近接性、 これが汚染された林産物の根源であり、家畜飼料が更に放射線被ばくを増加させた要因と考えられます。

放射能汚染地域における永続的居住人口の圧倒的多数の1986年~2005年の蓄積有効線量値は、現時点で定められている衛生法規の数値を超えていません。(一生で70 mSv) 放射線及び衛生認可のデータによると、イオン化照射の自然発生源及び健康管理目的の(医療処置、X線診断)照射が集団人口放射線量構築へ最大の貢献をしています。

1.3 医療の観点から見たチェルノブイルの影響 (資料〔7〕より)
チェルノブイル事故による放射線被ばくした人々の長期モニタリングの機関の活動は1986年6月、ソビエト連邦 オブニンスク医学放射線研究所 (Medical Radiological Scientific Centre of Russian Academy of Medical Science- Obninsk of Kaluga Oblast) によって開始しました。

ベラルーシ共和国ではチェルノブイル原発事故による放射線被ばく者の人口登録が1993年、ベラルーシセンター(the Belarus Center for Medical Techonologies, Information Science, Management and Economics of the Mnistry of Health of the Republic of Belarus’ において作成されました。

2012年3月17日 (土)

第一回 国際伝統医学和合医療学術大会*その1

今回も4月7(土),8(日)神戸芸術センターにて開催の第一回国際伝統医学、和合医療学術大会のご案内をお送り致します。

今回は4月8日(日)ご登壇の3名の先生、小林英健先生、宇治輝幸先生、千葉英士先生のご講演テーマを紹介いたします。

      
近畿医療専門学校 理事長の小林英健先生からは
今回<<柔道整復師の在り方>>についてご講演いただきます。

柔道整復師は本来、ほねつぎと言われ、骨折や脱臼の整復、手当を得意としておりました。時代の流れとともに、医療分野では、病院がたくさんでき、整形外科も増え、骨折や脱臼の患者さんは、整骨院ではなく、整形外科を受診するようになりました。国民にとっての医療を考えたときに、本当にこれでいいのでしょうか?簡単な骨折や脱臼は柔道整復師に任せた方が、国民に喜ばれるのではないかと考えます。


三井温熱療法士会の宇治輝幸先生からは
今回<<三井式温熱療法で効果があった症例>>についてご講演いただきます。

三井式温熱療法ではマイルドな温熱の身体への速効性が安心をもたらし、最も関心のある病変部からの熱反応が皮膚でよく感じ取ることができます。従って治療目的の臓器への注熱を繰り返せるという感覚をもとに、その部位へ熱の感覚が安定するまで注熱できます。強病気の再発予防を期待して温熱療法を開始し、多くの身体的不調を改善できると、生活への意欲の向上をもたらす場合も多く、また、うつ病など複数の身体的苦痛を伴う場合でも、身体状況を改善しながら心のケアを行うと、より効果を高めることは全ての治療に共通します。


千葉整骨院 院長の千葉英士先生からは
今回<<人体を機能的に捉えた手技療法>>についてご講演いただきます。

我々治療家は日常の治療の中で、大変多くの「不定愁訴」と言われる症状と日々向き合っています。その大半は、通常の臨床検査では異常の出てこない痛みや不具合です。また、神経痛やヘルニアと診断された方でも、実際には機能的な問題が原因で痛みを訴えているだけ、と言う事も多々あります。私は人間が本来持っているイネートインテリジェンスを上手に発揮させることにより、そういった患者様に劇的な変化を与える事が可能であると信じています。

次回は、寺山智章先生・堀田忠弘先生・杉原伸夫先生の
講演テーマについてご紹介いたします。

WEB申し込みはこちらから
 ⇒ ⇒ http://kokusaiwagoiryo-gakkai.or.jp/form2/
※席数が残りわずかとなっておりますのでお早めにお申込みください。

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【第一回国際伝統医学、和合医療学術大会】 2012年4月7(土)、8(日)神戸開催
~日本における東西医療の本格的な和合を狙う、東洋医療系医師資格の模索~

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【第一部 平成24年4月7日(土)】
兵庫県知事挨拶、オープニングセレモニー 上海中医薬大学WHO伝統医学コラボレーションセンター長、海外の来賓、国会議員のご挨拶、海外東洋医療系医師講演会

【第二部 平成24年4月8日(日)】
日本の伝統医学、和合医療系医師、治療家のコラボレーション講演会、水墨画家中野素芳先生と和太鼓奏者壱太郎氏による和文化の音楽伝統芸能のアトラクション

☆★4月7(土)、8(日)同時開催★☆
・鍼灸整体などの伝統医療を体感できるトリートメントラリー開催
・健康に役立つ様々な物品や機器の実演、相談会 

【当日プログラム】
健康に対する意識の高い皆さまから、医療従事者の皆さままで
健康作りに役立つ内容が盛りだくさんです!!

本セミナーに関する詳細情報は↓↓こちら↓↓をクリック。
http://kokusaiwagoiryo-gakkai.or.jp/wp-content/uploads/2012/03/8f7eea083b0e1c37d55b689c83deaa8a.pdf

【告知へのご協力のお願い】
是非とも利用されているfacebookやブログにも
今回のセミナーに関する情報を掲載していただき、
お知り合いの皆さまにもお知らせいただければ幸いです。+☆

皆さま是非ともお誘いあわせの上、ご来場いただけますと幸いです。

…………………………………………………………………………………….:*:'

◇開催場所:神戸芸術センター 〒651-0055 兵庫県神戸市中央区熊内橋通7丁目1-13

◇主催:上海中医薬大学、一般財団法人国際伝統医学教育研究振興機構

◇後援:神戸市、兵庫県

◇共催:一般社団法人国際和合医療学会、
     上海中医薬大学附属日本校、一般社団法人国際中医聯合健康増進学会

◇協力:中華人民共和国駐大阪総領事館教育室、
   独立行政法人日本科学技術振興機構[JST]中国聯合研究センター、
   医療法人久幸会今村病院、学校法人近畿医療専門学校、
   医療法人社団癒合会、株式会社内外同治館、日本ホメオパシー医学協会(JPHMA)

◇後援:神戸市

◇参加費用:一般参加費用:2日間 6,000円
      国際和合医療学会学会の正会員および賛助会員:2日間 3,000円

━【お申込み】━━━━━━━━━━━━━……‥・・・・★

WEB申し込みはこちらから
 ⇒ ⇒ http://kokusaiwagoiryo-gakkai.or.jp/form2/ 

FAX申込書はこちらから

 ⇒ ⇒ http://kokusaiwagoiryo-gakkai.or.jp/wp-content/uploads/2012/03/8f7eea083b0e1c37d55b689c83deaa8a.pdf

◆お問い合わせ先
国際和合医療学会事務局 TEL 03-5798-3133 FAX03-5798-3134
Mail formmail@kokusaiwagoiryo-gakkai.or.jp 

2012年3月15日 (木)

ベラルーシ共和国国家報告書 その28

年齢が上がると共に最大被ばくの人数は顕著に減っていきます。子ども及び青年期の若者(甲状腺被ばく平均値再構築遂行に携わった対象者全体のおよそ30パーセントに当たる人数)最大被ばく者の97パーセントもの割合を占めてます。

18歳以下の年齢集団の平均被ばく評価は、ゴメル オーブラスチ地域のBragin, Khoiniki, Narovlya , Vetkaこれら地区の子ども及び青年期の若者が最も重度な被ばく被害に遭遇していたことを証明する結果となりました。また、成人の甲状腺被ばくレベルは著しく低いことが分かりました。

人口における有効露光量

事故後1年間は有効露光量を左右する主な要因は、外部から人によって持ち込まれた土や植物に付着した放射性核種でした。汚染濃度が555kBq/sq.m(15Ci/sq.km)以上の地域の定住地は閉鎖となりました。

ここでは主に汚染された食料から被ばくが起こりました。

1986年夏以降の内部被ばくは放射性セシウムが含まれた食料の摂取が原因となっています。


今後のセミナーに関するお知らせも併せてご覧下さいhappy01sun

2012年3月13日 (火)

ベラルーシ共和国国家報告書 その26

1.2 放射線被ばく評価について

事故処理作業者(リクビダートル)の放射線被ばく1986年、チェルノブィル原発事故処理作業者に対して基準値として250mSvの数値が導入されました。この基準値導入が、もはや決定的であろうと思われた放射線による影響を無くすこと、こちらを確実なものにしました。規制したにも関わらず一部のリクビダートルは極限レベルまで被ばくしました。ベラルーシのリクビダートル集団については、平均被ばくがこれに比べ大幅に低いと推定されています。

甲状腺放射線被ばく

1986年の5月から6月にかけて、 最も汚染した地域であったゴメル、モギリョフ、オーブラスチ、そして都市ミンスクの集団(20万人)に甲状腺内濃縮ヨウ素-131の直接測定が行われました。こちらのサンプル量が制限されていたこと、それから放射性ヨウ素による土壌および植物汚染度の直接測定が不充分であったことが人口における甲状腺被ばくの実際評価を出来なくしてしまいました。
1986年、ベラルーシにおける23,325の定住地、合計19の年齢区分から成る950万人を対象とした甲状腺被ばく平均値の大規模再構築 が年齢別、居住区域別にベラルーシ共和国において遂行されました。ちなみに、こちらの対象ですが全員が事故の影響を受けています。2つの年齢グループの最も高い集団甲状腺被ばく値は、ゴメルオーブラスチ及び都市ゴメルの住民の下、登録されました。(ベラルーシ共和国全体の被ばく集団70パーセントに相当)また、最も低いレベルはビテブスクオーブラスチの住民から検出されました。

今後のセミナーに関するお知らせも併せてご覧下さいhappy01sun

2012年3月 6日 (火)

ベラルーシ共和国国家報告書 その25

今回はベラルーシ共和国国家報告書 その25をお送りいたします。

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移動性かつ生物学上可能な形状のアメリシウムの方がプルトニウムよりも多く検出されています。水溶性及び可逆的結合の形をした土壌内の超ウラン放射性核種の割合は1.1パーセントから 9.4パーセントの間となっています。また、生物学上可能な形のものについては2.7 パーセントから29パーセントです。

チェルノブイル原発近隣ゾーンの放射能汚染区域の独特な点は何かというと、土壌内のいわゆる “hot particles ― 熱い 粒子” (比放射能の大きな粒子状物質)が存在することです。これらは微細に散布された核燃料とリアクターの燃料生成物に凝縮している核分裂生成物質や埃粒子から生成されています。このような環境要因によって徐々に破壊されていった ”熱い粒子-ホットパーティクルズ“ の凝縮物が二次的放射能汚染の大本となります。原則として、放射された放射性核種はイオンとなって環境に入ります。これが高い移動性および植物による集中摂取を決定付ける原因となります。例としては、ストロンチウム-90のホットパーティクル放射は植物の異常な高汚染原因の1つとなっていることが挙げられます。これはセシウム-137による汚染と匹敵するかまたは超えるレベルです。一方でセシウムによる土壌汚染密度の方は大幅に高い数値を記録しています。

2012年3月 3日 (土)

ベラルーシ共和国国家報告書 その24

今回はベラルーシ共和国国家報告書 その24をお送りいたします。

主に超ウラン放射性核種が原発近隣30Kmゾーンで降下しました。現在、チェルノブイルが源であるα線放出放射性核種の代表的なものとしては長寿命同位元素プルトニウム-238, -239, 240 及び アメリシウム-241が挙げられます。
密度0,37kBq/sq.m 以上のプルトニウム同位元素 -238,-239,-240 による土壌汚染が4000sq.km - 約2パーセントの共和国領域を占めています。この領域の殆んどがゴメルオーブラスチとモギリョフオーブラスチ・チェリコフ地域に位置します。高密度プルトニウム同位元素による汚染がチェルノブイル原発周辺30kmゾーンの特徴と言えます。最高水準のプルトニウム同位元素-238,-239,-240とアメリシウム-241(37kBq/sq.m または 1Ci/sq.km)が以前の定住地であったコイニキ地域マサニーとBragin地域Kulazhinで記録されています。
プルトニウムとアメリシウムは土の表層部10cmに、砂土の種類の1つであるsod-podzolics 内では深さ20cmまで蓄積するということが確認されています。また、 土壌内のプルトニウムとアメリシウムは性質上殆んどが残ります。無機質土壌においては、有機質土壌と比較するとより多くの移動性かつ生物学上存在可能な放射性各種が含有されていることが特徴となっています。

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