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高輪クリニック

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2009年10月

2009年10月31日 (土)

教育論 その6

私も程度の差はあれ、同じ経験をしています。

かつて主将を務めていたとき、私自身は北九州周辺のインカレ個人チャンピオンどまりだったのですが、当時一年生、二年生だった後輩に一人づつ国体選手を輩出しているのです。

私が主将のころ、当時2年生だった
M君は『腹痛で動けません、胃潰瘍もちなんで』
当時一年生だった
k君は『膝が痛くて、これ以上無理です』を連発していましたが、
『じゃかましい、腹が裂けるまで、膝が崩れ落ちるまで続けろ!』
と無視して鍛え続けました。

その甲斐だったのかどうかはわかりませんが、
それぞれ和歌山と愛媛の国体選手になるほどまでに
強くなったのです。

その成功体験は、アメリカスタイルの教育システムを勉強しても、
潜在意識を占有しているようで、
ついつい若手ドクターやスタッフの教育にでてしまいます。


~教育論 その7へ続く~

2009年10月29日 (木)

教育論 その5

歯を折られたY先生が大学院に研究で残られていたときに、
後輩の指導に熱心こられたいた時期がありました。

私が一年生とのときの六年生の先輩たちが、
2年生、3年生のころです。

日々5時間近い猛稽古を受けたそうですが、
その先輩たちはなんと全日本インカレでベスト8、
当時優勝した日本体育大学と引き分け惜しくも大将戦で惜敗。

実力日本二位までになったのです。

Y先生にとっての成功体験のイメージは非常に強く、
『人は鍛えれば、強くなる』という信念ができてしまっとるもんやけん、
スタッフ教育もついつい空手道部のやりかたになってしまうわ。

最近の女の子や、歯医者には通用せんけん、
うちの勤務医やスタッフは長続きせんわ。と。


~教育論 その6へ続く~

2009年10月28日 (水)

教育論 その4

途中、背筋が凍りつくような恐ろしい話を
諸処お聞きしたので少々報告させていただきます。

全日本個人戦で三位になったことのあるA先生が、
稽古中に先輩から前歯を折られたときの話です。

『いや~、O先輩の突きは遅くてよっく見えてたけど、
押さえ手がうまくきいとるもんやけん、よけれんで、
ぐしゃっと前歯を3本折られるのが
スローモーションのようにみえたもんね。
そんで口腔外科の空部OBのN先生のところに歯をもっていったら、
再植してくれたもんやけん、すごか~とおもってたら、
治療がおわったら、N先生から、
どうやったらそんなにガードがあまくなるんや?
構えてみろ、といわれたときに右構えしたら、きらん、
右構えする奴は性格がひねくれとるったい、と言って、
振り拳をしてきよって、
その手が再植したばかりの歯にあたって、
またピューと飛んでいったもんね~。』

またOB会長をしていらっしゃるI先生が、
一年生のころ主将に、空手部をやめたくて
『胃潰瘍』の診断書をもって、『やめさせてください。』と直談判したら
『この手は、俺もつかったことがある。』とその場で
診断書を捨てられたことがあったですもんね。と。
『わたしゃ、あれからもず~と
空手部をやめたがっとるんですよ。いまでも』と。

会長職も決してやりたくてされているわけではないようでございます。

以上恐怖の体験の御報告でした。


~教育論 その5へ続く~

2009年10月23日 (金)

教育論 その3

ここからは京都でのエピソードに移ります。

以下も教育に関してのお話しの続きですが、
私にとっては久しぶりに体験して恐怖の夜のお話しです。

一ヶ月前に九州歯科大学時代の同窓会で
『縦割り医療から横つながり医療へ』
というテーマで講演をしたのですが、その際の懇親会の席上、大学空手道部時代の10期上にあたる先輩の某先生から、『今回のセミナーはなかなか面白かった。実は来月、君の10期上と14期上にあたる空手部の先輩の集まりが京都であるのでこないか』とお誘いを受けたのです。

空手道部時代の先輩後輩の関係からも断れない上に私も酔っていたこともあり、勢いで『必ず参加させていただきます』『そうか、せっかくだから今日話してくれた、横つなが医療についてちょっと語ってくれ』と。

そしてその某先生の言われるとおり、当日の幹事役の連絡して『某先生に言われましたので、参上させていただきます。ただし翌日朝早くからセミナーを主催しているので、30分だけ酒をお注ぎしての参加でよろしいでしょうか』と伝えたところ、『おまえもたいへんやね~。ちょっと顔だしてさっとひきあげたらいいぞ』と言って頂き、かつて全日本で活躍していた猛者ばかりのかつての猛獣の集いに勇気をもって参加してまいりました。

行くと、なんと学生時代 その先生が、練習にこられることがわかると、食欲が一気になくなり昼も食べる気にならないほどの感覚にしていただいていた大先輩や、全九州個人戦で優勝争いをした伝説の先生はじめ合計15名ほどの伝説の猛者が集結していました。

元猛者といっても年は60歳から65歳、そんなに恐れることはないと自己暗示をかけながらの出席でしたが、流石に元半端でないごっつい猛者の集団、やたらに皆様未だにお元気でなにより、というのが第一印象でした。

自己紹介をさせていただき、横つながり医療の大事さも短いながらもお話しをさせていただきました。

すると当初は、『君は、某先生に脅されてきたな、膝を崩せ』と皆様におっしゃっていただきましたが、のみが進むにつれ、ただの給仕係りになり、しまいには『君は横つながり医療をテーマにしているらしいね~。でも空手部は一生縦割りだよね』と、にやっとしておっしゃられる方がでたり、結局30分の予定でしたが、2時間近く、正座しながら給仕およびひたすらつまみなしで飲んでまいりました。


~教育論 その4へ続く~

2009年10月22日 (木)

教育論 その2

確かに、いきなりだめだしをするサンプルと、
だめなところを自分で気づくように誘導するサンプルでは、
聞いている際の印象として大きな違いがありました。

後者のほうが自省につながり次への教訓として
残りやすいとのことでしたが、確かにっと唸って納得しました。

たとえば除細動機器をしようする場合に、
ロールプレイで実際の現場を想定して実演をしました。

そして万一除細動機器を動かし、通電する場合に周囲の安全確認を怠ったケースでは、以前ならば「安全確認せずに放電して周囲の人間を感電させたらどうするんだ!」といってその場で叱責されましたが、今回の建設的フィードバックを基本にした返しの指導は"やりかた"が異なります。

できていないところを叱るのではなく、
まずは、できているところを褒めます。

「なかなかスピーディーに指示をだせていました。
しかも声が大きく周囲の方にも意思の伝達が明確にでてきました。
しかし一点だけ改善点があります。なんだかわかりますか?」

「わかりませんか、では除細動機器を使用する場合に
なにか重要は注意点はありませんでしたか?」

という感じで質問して自ら気づかせる方法です。

これらを駆使して、人は褒められて伸びるという特徴をうまく利用する方法が、アメリカスタイルの新しい教育のスタンスであることを学びとても感激しました。

岐阜大学を充実した気分で去り、
夜の会合が予定されている京都へと移動しました。


~教育論 その3へ続く~

2009年10月21日 (水)

教育論 その1

以下は最近の体験とふか~い教訓です。
スタッフ教育に諸処考えさせられる一日した。
以下少し怖い話しもまじえて紹介させていただきます。

10月10日 岐阜大学にて救命救急のアドバンスシステム
ACLSを指導するインストラクター養成講座を受講してまいりました。

内容もさることながら、指導の方向性が完璧にアメリカスタイルで、
非常に感動した点があったので、
まずはインストラクター養成講座の教育スタンスを報告します。

キーワードはPOSITIVE FEED BACK
CONSTRAUCTIVE FEED BACKです。

常に褒めて育てるという基本スタンスで、
できていないことよりもできていることを先に指摘し、
とにかく褒めて相手をのせていきます。

そして改善点やできていない点、
これを怠ると命にかかわるような重大なことも、
かつての医療現場での指導とは異なり、頭こなしに叱ったり、
いきなりネガティブなフィードバックをかけないのです。

我々の世代の人間ならば叱られても、なにくそ魂で耐え伸びる新人が多かったと思われますが、最近のとくに若い方には耐えられない可能性が高く、叱られた一言で落ち込みすぎたり、やる気を失ったりする可能性が以前より高まっていることを配慮しているのです。


~教育論 その2 へ続く~

2009年10月15日 (木)

メドデントインテグレーションアカデミー その4

③そして最後に病気の災いより薬の災いのほうが怖い。

人に存在する自然に回復する力を過小に評価し、
薬物に頼りすぎる傾向は
これまたレイシの流れのなかでおこった現象ですが
知恵のある人類がいつまでも
明らかなあやまちを続けることはないでしょう。

いよいよ物質中心の感覚から発生した
薬物療法中心の医療システムは近々に変わるべきです

人はあくまで自然に一部であり、大宇宙に対しての小宇宙。

東洋哲学を基盤にした健康モデルをおった医療システムが
いよいよ医療の流れをただすべく復古する時期だと思います。

というわけで実に真理をみごとについた三つの言葉に脱帽でした。

かような言葉を使いながら
巧みに今後の医療のあるべき姿を説かれた寺川先生は
また人生の達人です。

2009年10月10日 (土)

メドデントインテグレーションアカデミー その3

②病気で苦しんでいる金持ちよりも、
健康な乞食のほうが幸せである。

究極の選択のような対象を並べた表現ですが、
心と肉体のどちらが先かという現在医療の臨床家に問いかけたい
とてもおおきな命題をかかえた文章です。

心とは脳の中の内分泌が動いて生じるおまけである

これが現代医療が採用して350年の歴史を踏み、
常識のように考えられている心身二元論、
そして心と身体の上下関係から自然にでてくる発想です。

セロトニン、ギャバ、エンドルフィン、アドレナリンなどの物質により人は興奮したり、落ち着いたり、怒ったり、喜んだりと 喜怒哀楽を感じている。

医学の歴史の中で現在考えられている
心と身体の関係は本当に正しいのでしょうか。
本当に心は身体に従属する関係なのでしょうか。

心と身体の横並びの関係を示す医学的証拠が
物質的検証からも言われはじめた昨今では、
現代医学が構築している心と身体の関係を
そのまま鵜呑みにするのは賢明ではないようです。

なるほど東洋医学や各地の伝承療法では、
魂が一階、精神が二階、肉体が三階とその層状構造の扱いは、
現代医学と真逆で霊性とか心のほうが大事とされています。

確かに物質的に豊かな金持ちも病気になり精神的に疲弊した場合、
幸福感などでるわけがありません。

貧乏であっても健康でさえあれば、幸せ。

健康が一番とは、一度大病を患ったことのある方は
異口同音に発言することからも真理ですですね。深い言葉です。


~メドデントインテグレーションアカデミー その4へ続く~

2009年10月 9日 (金)

メドデントインテグレーションアカデミー その2-2

ところで私は今健康づくりに、週一回ずつですが、
和太鼓空手の稽古をしています。

空手は、川崎にある三浦道場の丸太教士が師範です。
師範は身長は約170cm、体重は65kgくらい、練習生にはウエイトトレーニングの指導者もいますので、練習生よりも見た目は華奢で、マスクも実にやさしそうなので、とても実践空手の猛者には見えません。
現在49歳ですが、185cm近い粋のよい高校生や、筋肉むきむきのパワフルな練習生相手に組み手をすると、見た目と逆に大人が子供をあやしているかのような圧倒的な強さをしめします。
スピードの違いと技術の差は当然ありますが、最も違うのは、師範曰くの拳力なのです。拳力とは、拳と拳がぶつかったときに拳力のあるほうがないほうを圧倒し、勝負がこれだけで決まるものです。
実際私も師範の軽く突いてきたパンチが私の拳にあたったことがありますが、まるで重いトンカチにぶつかった感触で、痛みで戦意を一発でもがれました。
その拳力の育成方法をお聞きすると、10代の頃から修行を積んでこらえた賜物かと思いきや以外にも普段の努力の賜物とのお答えでした。毎日50回の拳たて伏せを板の間で実践しており、沈み込んでからあがるときに勢いをつけて空中にあがり、下りるときに拳を強く板の間に叩きつけているのだそうです。これを毎日することで拳力を鍛えることが誰にでもできるとのこと。
またしばらくこれをしなくなった時期、拳力が一気に落ちたことがあり、普段の継続しての鍛錬がいかに大事かを悟った!とおっしゃっておられます。
この練習をこなそうと思える方がどれだけいるかが疑問なので、誰にもできることではないが、実際負荷をかければ造骨細胞が活性化して、骨の密度があがり負荷を減らす足り、宇宙空間のように全くない環境では骨は破骨細胞活性が中心となり、あっという間に骨が弱くなる。

医学的に考えても、飛び上がり拳たて伏せにより拳の骨密度が異常に濃くなることは充分ありえます。実際に師範のパンチを一度でも受ければ、拳たて伏せの効果による密度の高い骨が重い金属以上の威力がでることがわかります。骨は凄いですね!鍛えれば年に関係なく、成長させることができる。しかし怠ければあっという間に密度が落ちてしまう。
人の生き様と全く同じ、骨は人生の縮図です。そんな骨がおれやすくなっている、痛みをおこしている、歯の周囲の骨が吸収している。そんな方は、一度人生を見直して、箍をはめなおす必要がありそうです。
かくいう私は拳たて伏せは、飛び上がらないやりかたでも10回が限界で、未だに華奢な拳をしています。

確かに足腰を毎日鍛えている牛乳配達人の骨はしっかりしているでしょうね。

まもなく昇級審査があるため昨日はびっしり2時間稽古をしてきましたが、週一回では、ようやく筋肉痛が消えたところで、また筋肉痛の原因をつくるだけの感じですが、それでも2時間びっしり空手で鍛錬して汗を流した後は、骨の問題云々よりも精神に蓄積した邪気が吹っ飛んだような爽快感があります。


~メドデントインテグレーションアカデミー その3へ続く~

2009年10月 8日 (木)

メドデントインテグレーションアカデミー その2-1

①楽をして確かに受身で健康づくりをするよりも、
汗を流して体を能動的に動かしたほうが健康によい。

この比喩的文章ですが、
実際昨今わだいになった新谷医師の著した本にも
牛乳は日本人には、牛乳の分解酵素が人種的に少ないために、
牛乳は栄養源にならずアレルゲンになるとの記載がありました。

そして牛乳はカルシウム源としては日本人には
不向きどころか摂取は有害だという情報でした。

また骨はローディングつまり力学的負荷が成長の根源であり、
重力のないところで生活した宇宙飛行士はあっという間に
骨粗しょう症になるとの具体的レポートが今回の寺川先生の報告の中でありました。

   骨粗しょう症の最大の原因は、
   負荷の不足つまり運動不足であり、
   逆に予防および症状の悪化を阻止するには、
   運動を継続することが大事なのです。

牛乳の問題点の指摘と骨を強くする本質を
明瞭に示唆するすばらしい文章だと感心しました。


~メドデントインテグレーションアカデミー・その2-2へ続く~

2009年10月 3日 (土)

メドデントインテグレーションアカデミー その1

9月13日にメドデントインテグレーションアカデミーが開催され、
歯科医師、医師を中心に約70名の方が参加されました。

本アカデミーは、歯科と医科を和合させる新しい医療の流れ
臨床で追及するために設立された会合です。

今回、過去日本の歯科界の様々な分野を
牽引してこられた 寺川国秀先生 、
ボーンキャビティー治療という歯科と医科を結ぶ
新しい概念に基づく治療法を実践している 杉田穂高先生 、
レーザーでの経穴治療の
歯科医療界の第一人者の 佐藤総一先生 と、
陰山 の4名によるプレゼンテーションでした。

発表の中でも、アルプス歯科医院理事長の
寺川先生が提示された三つの言葉は実に考えさせる内容でした。

①牛乳をいつも飲んでいる人よりも、
  牛乳配達人のほうが骨が強い

②病気で苦しんでいる大金もちよりも、
  健康な乞食のほうが幸せである

③病気の災いよりも、薬の災いのほうが大きい

一つ一つが実に考えさせられる深遠なる意味をもっており、
講義の冒頭での文章に処々思いが巡りました。


~メドデントインテグレーションアカデミー・その2へ続く~

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